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〆切に追われないためには?

うつのまんま仕事をこなす技術

うつ病を抱えたまま働く人のための仕事術を、1日1個身につけられるワークブック。


Day28〆切に追われないためには?

~〆切に追われないためには?~
 
「この仕事、お願いします。
 いつ頃までに、いただけそうですか?」

あなたのところに、
こんな依頼が来た時。

あなたは、どうやってお返事しますか?

だいたいの
作業量を見積もって、
作業が終わりそうな日を考える。

先に入っている
作業のことも考えると
来週の水曜日あたりかなぁ。

でも時間がかかり過ぎて、
申し訳ないなぁ。

それに、相手に

「え、そんなかかるんですか!?」

と、つつかれてしまうのも嫌だなぁ。

そこであなたは、ついつい
日にちをマイナス1して、

「来週の火曜日あたりには・・・」

と答えてしまう。

こんなご経験ありませんか?

当然、〆切りを
自ら早めたからと言って
あなたの作業スピードが
速まるわけではありませんよね。

作業量の見積もりより
少ない日数で仕上げるわけですから、
仕事全体がしんどくなる。

しかもなかなか思い通りに
進められなくて〆切りを過ぎてしまう。

結局相手から、

「え、まだ出来てないんですか!?」

と、つつかれてしまうわけです。

焦って仕事をするハメになるは、
結局つつかれるはで、悪循環ですよね。

これを止めるためには、
作業見積もりをした段階で、
〆切り日を

『プラス2』

して相手に伝えましょう。

プラス1でもいいのかもしれません。

でも、あなたはもしかしたら、
すでにマイナス1する優しいクセが
ついてしまっているのではないでしょうか。

だから、
相手に伝えようと思った日から
『プラス2』して伝えましょう。

上の例で言えば、相手に伝えた
火曜日にプラス2で、木曜日です。

これで、本来の作業量で見積もった
水曜日にプラス1になります。

これくらいが、妥当な〆切り日に
なるのではないでしょうか。

当然、相手から

「え~!?」

と、つつかれてしまうかもしれません。

「何とか火曜日までに」
と頼まれてしまうかもしれません。

でも、この場合は、
〆切日を相手に頼まれて
やむなく短くしたわけです。

もし〆切日を過ぎてしまっても、
相手も無理に頼んだしなぁと、
厳しくつついてこないことがほとんどです。

本来の作業量に見合った時間を確保し、
相手からもつつかれにくくなる。

〆切日は、ぜひ『プラス2』をして
相手に伝えてみてください。
 
●アクションプラン
・仕事を依頼されたら作業量を見積もる

・相手に伝えようと思った日に、『プラス2』 をする。

・その日を相手に伝える。
 
<うつのまんま仕事をこなす技術>
 Day28.
『プラス2する
 
  
<局長 信夫克紀(しのぶ かつのり)著>