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連休明けのツラさを防ぎたい時には?

うつのまんま仕事をこなす技術

うつ病を抱えたまま働く人のための仕事術を、1日1個身につけられるワークブック。


Day33.連休明けのツラさを防ぎたい時には?

~連休明けのツラさを防ぎたい時には?~
 
連休明けの朝。

うつ病を抱えるものにとって、
これほどツラいものはないですよね。

刻一刻と減っていくお休み。
ついに迎えた出勤日。

連休中に何とか保っていた
心の平安が一気に崩れる瞬間。

頭から全身に毒が
回ってるんじゃないかと思うくらい、
不快な症状につつまれますよね。

これを防ぐコツは、
連休中の過ごし方にあります。

そのコツとは、
休み過ぎないこと。

つまり、
 
『連休中にもチョッピリ仕事をする』

のです。

一日二日のお休みなら、
完全に仕事を忘れて
リラックスするのは
心に良い影響を与えると思います。

しかし、
その状態が長く続けば続くほど、
もとに戻る瞬間がツラくなります。

だから、連休の時には、
連休の間、家でこなす課題を用意しておきましょう。

雑務程度のことでかまいません。

総務に提出する
予防接種の申込書を書くだけでもいいのです。

会社に関係する作業を、
ほんのチョッピリでいいので
連休中にこなすようにしましょう。

『仕事モード』を、
最低ラインで維持するのです。

心の健康のために、仕事モードと
プライベートモードのオン・オフの
切り替えをしっかりすることを
ススメてくれる人は多いですよね。

もちろん、それは本当に大切なことです。
そうすることが、最善の策です。

ただ、
そのモードの切り替えが苦手だから
うつ病になってしまうわけです。

ましてや、うつ病になり弱った心で、
その苦手なことにチャレンジしても
さらにうまくいかないのは当然ではないでしょうか。

切り替えよう、切り替えようとして、
うまくできなくてストレスになってしまいます。

そうであれば、
逆に切り替えの苦手さを活用して
『仕事モード』をやんわり維持しましょう。

そうすることで、
連休明けの “ギャップ” を防ぐことができます。

だから、有給休暇をとる際にも、
長い連休にならないようにしましょう。

金曜日、月曜日が祝・祭日で、
3連休になってしまう場合は仕方ありません。

でも、連休明けの
ツラさを軽減したい場合は、
自分の意思で決めるお休みは、
土日から離したとることをオススメいたします。
 
●アクションプラン
・長い連休がある場合は、事前に、家でこなす雑務を用意しておく

・連休の間は、10分でもいいので、その雑務をこなし
『仕事モード』を最低ラインで維持する
 
<うつのまんま仕事をこなす技術>
 Day33.
『連休中もチョッピリ仕事をする
 
  
<局長 信夫克紀(しのぶ かつのり)著>