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メールを書く時間を短縮したい時には?

うつのまんま仕事をこなす技術

うつ病を抱えたまま働く人のための仕事術を、1日1個身につけられるワークブック。


Day6.メールを書く時間を短縮したい時には?

~メールを書く時間を短縮したい時には?~
 
えてして「うつ」になりやすい人は
真面目過ぎとよく言われますよね。

そう表現すると
少し聞こえは良いけれど、
実は、完璧主義で
かっこつけ屋さんなのかもしれません。

メールだって、自分の思いを
正確に届けようとしすぎて、
些細なやりとりでも長文に…。

ましてや顔の見えないメールでのやりとり。
 
相手の気分を損ねないように
気を使いすぎて文章はさらに長くなる…。

残業を減らすには、
まずメールを書く時間を短縮しよう!
とよくいわれますが、
では、どうすれば短縮できるのでしょうか?

それはメールを書く目的を変えるのです。

今後あなたは、メールを書く目的を
「連絡をするため」でも、ましてや
「あなたの思いを伝えるため」でもなく、
 
「そっけなさ選手権に勝利するため」
 
と考えてください。

あなたは今日から、
いかに相手よりそっけないメールを
書けるかを競うためにメールを書くのです。
 
相手よりあなたのメールの方が
そっけなければ、あなたの勝利です。

相手からメールが届いたら、
それは連絡事項が届いたのではなく
「そっけなさ選手権」への挑戦状が届いたのだと思ってください。

相手の熱のこもったメールに
惑わされて長々と返信しようとしてはいけません。
 
そんなことでは勝てませんよ。
 
あなたは、できる限りそっけなく返信してください。

そっけないメールを書いたら相手が怒るかもって?

そんなご心配は無用です。

なが~い文章のメールもらった方が、
よっぽど相手はヘキエキしますよ。

あなたも、なが~いメールをもらったら
「うわ、こいつ面倒くさ!」って思いませんか?(笑)

例えそっけなくても、
宛名と署名さえしっかりと
丁寧に書いていれば、
相手が怒りだすことはまずありません。

だからあなたは安心して
「そっけなさ選手権」の勝利に集中してください。
 
●アクションプラン
・まずは相手より「そっけない」メールを目指すために、来たメールへの返信から始める。

・自分から出すメールを、できるだけ「そっけなく」書く。

・つい忘れてしまわないように付箋に小さく「そっけなく」と書いて、パソコンのモニターに貼っておく。

・余裕があれば、少年マンガよろしくライヴァルを何人か設定し、戦績表をつける。 
 
<うつのまんま仕事をこなす技術>
 Day6.
『そっけなさ選手権で勝利を目指す
 
  
<局長 信夫克紀(しのぶ かつのり)著>