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人にどう思われているか気になる時には?

うつをやり過ごす50の方法

うつ病歴10年以上の人が書いた、ツラいうつをやり過ごすリアルな知恵


27.人にどう思われているか気になる時には?

~人にどう思われているか気になる時には?~
 
私たちは、人と会った後に、
ついつい

「変な話し方だと思われなかっただろうか」

「失礼な言い方をしてしまったのではないか」

などと、人にどう思われているか
気にしてしまいますよね。

うつ病であったり、なおかつ
「うつ発作」が発動している時には、
特にこの傾向がつよいのではないでしょうか。

冷や汗すら出てきます。

さらに、その後に

「もっと落ち着いた話し方にすればよかったのではないか?」

「あれだけ気をつけていたのに、何であんな言い方をしてしまったのか?」

と、答え合わせをはじめてしまいます。

これは絶対にやめましょう。

時には反省することも大切ですが、
どちらかというと、

「よし、次はこうしよう!
 いい経験になったぞ!」

と前向きにはならずに、残念ながら

「どうして出来なかったのだろう。」
「何をやってもうまくいかないな。」

とネガティブな感情が
騒ぎ出すことの方が多いのではないでしょうか。

うつ病などで心が弱っている時に
答え合わせをしても、
ネガティブな感情しか
生まれてこないのは当然ではないでしょうか。

だから病名までついているわけですし・・・。

ましてや、
「うつ発作」がおきている時なら、
なおさら答え合わせはさける方がいいでしょう。

といっても、
これまた心が弱っているからこそ
勝手に答え合わせを始めてしまうわけですよね。

では、どうすればよいでしょうか?

「答はない」と自分に言い切りましょう。

正確に言うと、

「答は確認できない」

ということです。
 
人にどう思われたか気になったら、
その人に直接確認するしかありません。

さらに、その人が何と言おうと、
それが本心であるかどうかは、
絶対に確認できないですよね。

「本心です」と言ってくれても、
本当かどうかは、絶対に確認できないのです。

つまり、答を知ることは
絶対に不可能ということになります。、

あなたは答を知らないのに
答え合わせをしているわけです。

ムジュンしてますよね。

答え合わせをしている方は、
まだましかもしれません。

採点されている方
(これもあなた) は、
たまったものではないですよね。

そんな答え合わせに付き合う必要は
ないのではないでしょうか。

放棄してしまいましょう。
席を立ちましょう。

勝手に答あわせを始めてしまったら、
「答はない」と自分に言い切りましょう。

ハッキリ何度も言い切ることで、
無意味な答あわせによって
「うつ発作」を助長することを防いでくれると思います。
 
<うつをやり過ごす50の方法>
 その27
『答え合わせをしない
 


◆実践のコツ
思い込むのではなく、事実として「答えはない」と言い切りましょう。
決して 「ああ、また気づいたら答え合わせをしてしまった。なぜだ・・・。」
という答え合わせをしないようにしましょう。

◆使えるシチュエーション
人と会った直後 / 自分の失敗が気になった時 / など

◆適用しやすいうつパターン
恐怖 / 憂鬱 / 悲しみ / 怒り /
 
 
<局長 信夫克紀(しのぶ かつのり)著>