４９．自信が無くなった時には？

～自信が無くなった時には？～
 
うつ発作を抱えながら
仕事をしていると、
ついつい自信を失いがちです。

どうしても効率がおちますし、
自分で思うような結果を
出すこともできませんよね。

「何だか怠けているみたいだな･･･。」

特に夜、一人の時には、
自信をどんどん失ってしまうかもしれません。

自分を許せなくなってくるかもしれません。

でも、待ってください。

あなたは決して
怠けているわけではないですよね？

逆に、誰よりも真剣に仕事に
臨んではいないでしょうか。

うつ発作という負荷がかかる分、
どうすれば仕事をまっとうできるかと、
真剣に取り組んではいるのではないでしょうか。

睡眠時間や、食べるもの、
コミュニケーションの取り方や、
感情のコントロール。

どれも仕事に合わせて、
人一倍、工夫をしていないでしょうか。

仕事をしっかりとこなすために、
ここまで真剣に人生を生きている人が、
どれくらいいるでしょうか。

あなたは、うつ発作を抱えている分、
誰よりも真面目に生きているのです。

あなたは、人生を真剣に生きているのです。

そのことを忘れないでください。
 
確かに結果だけを見れば、
怠けているに等しい結果しか
出せない日もありますよね。

でも、柔道だって、ボクシングだって、
体格に合わせて階級が分かれています。

１００キロの人と５０キロの人が
対戦することがないように配慮されています。

その条件の中で、
出来る限りよい結果を出す
努力をしているわけです。

しかし、仕事では階級分けはされていません。

どんな条件の人でも、
同じ階級、同じリングで戦う必要があります。

仕事の結果だけ見れば、
それぞれの人が
持っている条件によって
差が大きく出てしまうのは当然ではないでしょうか。

だから、仕事の結果だけではなく、
どれだけ人生を真剣に生きているのか。

そのことを基準に、
自分を評価してあげてください。

だから、自分に自信がなくなった時、
次の言葉ををとなえてみてください。

「私は、人生を真剣に生きている」

決して怠けているわけではありません。

あなたが誰よりも、
人生を真剣に生きていることに、
堂々と自信を持ってください。
 
＜うつをやりごす５０の方法＞
 その４９
『私は、真剣に人生を生きている』
 

◆実践のコツ
うつ発作を抱えながら自分がどんな工夫をしてきたか、思い浮かべながらとなえると効果的です。

◆使えるシチュエーション
自信をなくした時　／ 仕事で良い結果が出せなかった時 など

◆適用しやすいうつパターン
虚しさ／憂鬱 ／悲しみ／疲労
 
 
＜局長 信夫克紀（しのぶ かつのり）著＞