不安な時に客観的に自分を見るには?

うつをやり過ごす50の方法

うつ病歴10年以上の人が書いた、ツラいうつをやり過ごすリアルな知恵


46.不安な時に客観的に自分を見るには?

~不安な時に客観的に自分を見るには?~
 
うつ病には、
不安の発作がつきものですよね。

不安の発作がおきたら、
外側から自分を見る。
客観的に見る。

よくこういわれますが、
なかなか難しいことだと思います。

確かにこれが出来れば、
不安やツラさも乗り越えやすいのかもしれません。

しかし、不安やツラい時だからこそ、
かえって冷静に外側から自分を見ることはできないわけで・・・。

今、自分が感じている感覚や
見ている映像が目の前にある中で、
そこから一旦のがれて、
外側から物事をみるというのは
達人ワザと言えるのではないでしょうか。
そこで、

自分の外側に出るのが
難しいのであれば、
全ては自分の内側で起こっていると
想定してみてはどうでしょうか?

あなたに起こる全ての出来事や、
それに対するあなたの感情は、
あなたの内側で起きていると考えてみるのです。

当たり前と言えば
当たり前なのですが

「あなた」 と 「不安」 の発作は別のモノ

という考え方でとらえていただければと思います。
 
あなたの中には、
たくさんのあなた達がいます。

そして、様々な「担当」を持って
出来事に対応しています。

「怒り担当クン」
「不安担当クン」
「怯え担当クン」
「笑い担当クン」
「楽観担当クン」などなど…。

何か出来事がおきて、
感情が湧き出た場合、
そのたくさんのあなたのうちの
誰かが一人前面に出てその
出来事に対応していると考えてみるのです。

上司にひどい嫌味を言われた、
とても不安になった。

明日会社に行くのが恐くなった。

それが夜になってもシコリとなって
深く重く心の中にのしかかっているのであれば。
 
それは、あなたの中にいる
「不安担当クン」が
前面に出てその物事を受け止め、
感情を爆発させているのです。

そして、
「不安担当クン」が
あまりにも大きくなって、
あなた自身と“同化”してしまっているわけです。

飲み込まれてはいけません。

あなたの中には、
もっともっとたくさんのあなたがいるのです。

ネガティブで弱気なあなただけではなく、

「怒り担当のあなた」
「楽観担当のあなた」
 
など攻撃的であったり
明るいあなたもいるのです。

その証拠に、
クヨクヨと悩んでいた気持ちが、
ふとしたきっかけで、
ふいに楽になったことが
あなたにもあるのではないでしょうか?

それは、「不安担当クン」と
「楽観担当クン」が入れ替わった瞬間なのです。

そう、常に、みな一緒にいるのです。

ということは、
あなたが不安の発作に
さいなまれている時は、
ただ単に「不安担当のあなた」が
前面に出てきて騒いでしまい
あなたがそれに飲み込まれてしまっているだけかもしれません。

だから、他の担当クンが
「不安担当クン」をなだめて、
後ろに下がるようにしてあげればいいわけですよね。

「不安担当クン」と
同化してしまったあなたが
無理に、「明るくしよう」、
「前向きに考えよう」としても、
彼は不安担当なのですから、
それは絶対にできない相談です。

とても苦しくなる。

だから、不安の発作が出たら
まず想像してください。

あなたが不安になっているのではなく、
あなたの中の「不安担当クン」が前に出て
パニックを起しているだけだと。

そして、
「怒り担当クン」
「笑い担当クン」
「楽観担当クン」などに、
「不安担当クン」へ声をかけてあげるように頼んでください。

怒り担当クン:
「解る!それはツラい!あの野郎、今目の前にいたらぶっ飛ばしてやる!」

笑い担当クン:
「あいつトイプードルに似てるよね。プードルカットのあいつ、想像してみて。」

楽観担当クン:
「確かに嫌なヤツだよねぇ。でも、今月末の部署編成で彼も他の課にいくんじゃない?」

きっと「不安担当クン」は
シブシブながらも、
なんとか一旦後ろに下がってくれるはずです。

あなたにも経験がないでしょうか?

誰かに話を聴いてもらい、
同意してもらえただけで、
ふと心が軽くなったことが。

物事が解決した訳でもない、
不安が取れる訳でもない。

でも、目の前にあったツラさだけは、
何とか消え去ってくれたという経験が。

実際の存在する人に、
常にそれを求めるのは難しいことかもしれません。

しかし、あなたは、
いつだってあなたに話を聴いてもらえるのです。

そして他の人と違い、
あなたの中のあなた達は、
常に同じ出来事に、同じ状況で、同じ時間に遭遇しているのです。

必ず理解しあい、助け合い、
ツラさを分かち合って心を軽くしてくれるはずです。

この後の記事では、
そんな時に有効なオマジナイをご紹介していきますね。
 
<うつをやり過ごす50の方法>
 その46
『不安担当の自分をなだめる
 


◆実践のコツ
あなたの中によく出てくる感情に名前を付け、顔や声も想像してみましょう。
感情がたかぶったら、あなたは器になったつもりで胸やお腹に目を向け、
中にいる彼らと対話してみましょう。
◆使えるシチュエーション
寝る前/一人の時/嫌な思いをした後 など

◆適用しやすいうつパターン
恐怖/虚しさ/憂鬱 /怒り/悲しみ/
 
 
<局長 信夫克紀(しのぶ かつのり)著>


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