過去の自分と比べてしまう時には?

うつをやり過ごす50の方法

うつ病歴10年以上の人が書いた、ツラいうつをやり過ごすリアルな知恵


17.過去の自分と比べてしまう時には?

~過去の自分と比べてしまう時には?~
 
これは鉄則中の鉄則だと思います。

過去の調子良かった頃の自分と、
今の自分を比べてしまうことは
絶対にやめましょう。

と言いながらも・・・、

やっぱり比べてしまいますよねぇ。

悔しいですもんね、
出来るはずの仕事が出来ないというのは。

だからここは精神論ではなく、
事実を見ていくことにしましょう。

つまり、体調に限らず
過去の自分と同じ部分なんて
もともと無いということです。

仏教では、諸行無常というのでしょうか。

同じ状態にとどまっているものはない。
どんなものも、常に移り変わり、姿を変えていくもの。

「変化」するのが当たり前という事実。

実は私たちは、この変化を
自ら望んでいることも多いですよね。

何なら体の『新陳代謝』を
良くしようとして、
過去の自分のままでは
いられないようにすら自らしていますよね。

自分を成長させたいという思いも、
その一つではないでしょうか。

成長という「変化」はさせたいのに、
体調の「変化」は認めないというのは、
どうにも都合が良すぎるのかもしれません。

確かに体調という
カテゴリで見てしまうと、
そこだけが大きく変化したように
見えてしまうかもしれません。

でもそれは、
人間が勝手に考えたカテゴリですよね。

本来は、体調も含めた
「自分」という全体が、
日々、大きく変化しているわけです。

それ以上に、この社会、地球、
宇宙全体が、絶え間なく変化しているわけですよね。

その中で、自分の体調だけは
前と同じままであって欲しい、というのは、
やはり虫がいいのかもしれません。

ずーっと顔だけ
歳をとらない人がいたら、
ちょっと不気味ですよね・・・。

それは、男性諸氏がよく話をする

「心は今の自分のままで
 子供の頃に戻って女湯に入りたい」

というのと同じくらいのレベルの
どうでもいい話題なのかもしれません・・・。
 
うつ発作がつらいので、
ついつい私たちはそこに目がいってしまいます。

これさえ無ければ、
これが無かったあの頃に戻れれば、と。

そして、
何とか戻そうと苦しんでしまいます。

でもあの頃の自分が果たして

「正解」

だったのでしょうか。

ガムシャラに働いて、
無理して笑顔を作って、
誰にも相談できなくて。

もし、前の体調に戻っても、
何も「変化」していなかったら、
同じ事を繰り返して、
またうつ発作をおこすことになるのかもしれません。

もしかしたら、今だけではなく、
羨んで見ている過去も「不正解」なのかもしれません。

「不正解」から「不正解」を
羨んでみても何も良いことは無いように思えます。

それよりも、
今の「正解」、未来の「正解」を
探すことが現実的なのかもしれません。

私たちも、この宇宙全体も、
常に「変化」していますよね。

とどまることなく「変化」しています。

私たちの体調の「変化」は、
その大きな「変化」のほんの一部。

崖から転げ落ちた岩を、
もとに戻そうとするよりも、
落ちた岩を使って何かできないか?

過去の自分にはできなくて、
今の自分にならできること。

それを考えてみる方が、
今と未来の「正解」に
少し近づけるのかもしれません。
 
<うつをやり過ごす50の方法>
 その17
『今の正解、未来の正解を探す』
 


◆実践のコツ
過去の自分と比べてしまいそうになったら、
過去の自分にはできなくて今の自分だからできることを考えてみましょう。

◆使えるシチュエーション
以前のように仕事ができない時 / 仕事のミスが続いた時 /  など

◆適用しやすいうつパターン
憂鬱 / 悲しみ /虚しさ / 怒り /
 
 
<局長 信夫克紀(しのぶ かつのり)著>


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