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どんな習慣を身につけたのか?

私がうつ病を克服した経験

私が、いかにしてうつ病を自分で克服したのか。 自らのうつ病克服方法を語る、体験記です。


9.どんな習慣を身につけたのか?

~私がうつ病を克服した経験~
 

コーチングでは、
毎回、まず悩みや経過を
じっくり聴いてもらいました。

私の言うことに対して、
とても当事者目線で
共感してくれることがすぐに解り、
心の底から癒されたのを覚えています。

次に、その悩みや
今の問題点を解決するために
二人で「作戦会議」をしました。

そこでコーチが、
具体的なストレスマネジメント法を
提案してくれました。

さらにそれらの手法を、
日常習慣に組み込む方法を
考えて提案してくれました。

1時間のセッションの場合は、
作戦会議のあと、それらの習慣を
身につける練習をしました。

たくさんの
ストレスマネジメント習慣を、
教えてもらいました。

コーチは経験だけでなく
科学的な根拠にもとづいて
話をしてくれるので
その点でも、すごく安心できました。

コーチングの内容も
とても具体的でした。

例えば、朝一番の習慣として、
目覚めた時、

「誰のために何ができるか?」

とカーテンを開けてオマジナイを
となえて欲しいと言われました。

最初はいきなり何を言うのかなと
驚きました。

もしかしたら、
他人を思いやりなさいと
お説教をされてるのかなと
思ったのですが違いました。

カーテンを開けて太陽の光を浴びると、
脳から心を落ち着かせる物質が
放出されるらしいのです。

そして、
人のために何ができるかを想像すると、
共感に関係する脳の部分が活動して
自動的に穏かな気持ちになれるとのことでした。

そのためのエクササイズとして
カーテンを開けてオマジナイを
唱えるとのことでした。

確かに私はうつ病になってから特に、
自分の苦しみを取り除くことばかり
考えてました。

脳のそんな部分は
動かしてなかったように思えました。

早速、翌朝から唱え始めてみたところ、
心がジワっと動くようになってきたのです。
こんな感覚は、数年ぶりでした。

その他にも
感情を取り扱う習慣を
教えていただきました。

この手法に取り組んでいくうちに、
私の中に大きな変化が訪れました。

その変化のあと、
いよいよ私は、最後の克服のステップを
のぼりはじめたのです。

 
  
<高木慶子 著>